子どもを怒るのも疲れますよね…。そして、頭ごなしに叱ってしまいます。「ゲームを全部捨てるよ!」など捨てるよ作戦。「もう二度と買わない」など二度と作戦。罰を中心とした𠮟り方は問題があるそうです。
今回は【罰の問題点4つ】と【上手な𠮟り方4つのポイント】を紹介します。
叱り方【罰の問題点】4つ
1.より攻撃的・反発的に
罰のある叱り方をしてしまうと、より攻撃的・反発的になってしまいます。「いかに罰をくらわないで今度は自分の望みを叶えようか」とこうゆうことばかり考えてしまい、すり抜けることばかり考えてしまうそうです。
2.力による解決の正当化
罰がある叱り方ばかりしていると、力による解決が正当化されてしまうんです。ある時子どもが自分より小さい親戚に「ゆうこと聞かないとそのゲーム捨てるよ」……って!!!私の悪いところばかり真似されているんです、(泣) 私がそういう叱り方をしているから仕方がないですよね。
3.関係悪化
言うまでもないですね。罰ばかり与えていると、親子関係は悪化してしまいます。
4.反省を促せない
罰をくらったら人は反省をしますか?それでは反省なんかは促せないですよね。人間ですから「怒り」や「憎しみ」「不満」や「分かってもらえなかったという口惜しさ」こんな感情が大きいと思います。罰をくらって素直に反省する人はいないんじゃないでしょうか。
罰を与えてしまったら、こんなにも悪い影響があります。由々しき問題です。「叱らない」というわけにはいきません。
では、どうしたらよいでしょう。上手な叱り方を紹介します。
【上手な𠮟り方】4つのポイント
【ダメ・違う】をできるだけ使わない
「お菓子を食べたらダメ」「ゲームをしたらダメ」など言うと子どもは「なんでダメなの」「みんなやってる」など言ってきます。それに対して「いいからダメ」など力で抑えてしまうとよくないです。
結果より努力・過程(プロセス)
「なぜそのような行動をとったのか」ここをちゃんとみれていますか?「お菓子を食べてしまいました」どうしてですか?→それはお腹が空いていたからです。なぜお腹が空いたのですか?→朝ごはんをしっかり食べていないからです。だったら、朝ごはんはしっかり食べた方がいいよね。というのを、感情的にならずにもう一度話し合ってみる。これが大事です。
理由を説明する
「お菓子を食べてはいけないのはなぜ?」→お菓子ばっかり食べていては大きくなれません。健康な体にはなれませんよね。このように、きちんと説明をしてあげます。
気持ちを正直に
「お菓子ばかり食べていると、丈夫な体にならないから体調が悪くなってしまうかもしれない。そうしたらお母さんは悲しいよ」など、正直に丁寧に気持ちを伝えます。ここで大事なのは丁寧に説明することです。
まとめ【大切な習慣】
親も人間です。完璧になんてなれませんし、ならなくても大丈夫です。親も完璧ではないと説明し、正直に気持ちを伝えていけばいいと思います。大切な習慣とはわたしメッセージです。何かを変えようとしたときに、「あなたはこう」と言いがちです。「あなたはお菓子を食べ過ぎてる」「あなたは動画を見過ぎている」そんなことしていたら「あなたはろくな大人にならない」ではなく、本当はそれをうけてわたしは困っているということを素直に伝えることが大切です。「わたしはせっかく作った朝ごはんを食べてくれなくて悲しい」「わたしは動画を見過ぎて目が悪くなるのを心配している」などわたしメッセージを言う習慣をつけます。
わたしメッセージを言う過程は、「行動」「感情」「影響」「提案」です。「行動」→その行動に対してダメなど判断をせずそのまま描写する。兄弟喧嘩があったとします。「今蹴ったね、ダメじゃない」ではなく「今喧嘩をしてあなたは○○を蹴ったね」と描写します。次に「感情」→「それを見てママはどう思った時と思う?2人とも大事な子どもなのに、蹴られてる○○を見たらすごく悲しいよ」そして「影響」→「これからもなにか揉め事があったら蹴って解決するの?蹴って解決するようになっちゃうよ」「そうなったら友達になってくれる子が少なくなっちゃうよ、それは良くないよね」と影響をいいます。そして「提案」→「次から蹴ったりしないようにするにはどうしたらいいと思うかな?」と聞いてみます。
いきなりできないと思うので、少しずつ頭に入れて習慣にできるよう頑張りましょう!
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